emulsion Debut Concert (チケットはこちら!) 特別企画として、emulsionメンバーの僕視点での簡単な紹介を1日1本書いています。
(過去記事は名前をクリック→渡辺研一郎くん、櫻井元希くん 、松村湧太くん)
いよいよ本番前日!最後はもちろんリーダーのこの方!
富本泰成 (とみもとやすなり)
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最初の出会い
リアルで遭遇した最初は、元希くんと同じく、留学前に顔を出していた花井先生のゼミかな…?その当時は直接話したりはあまりなかったけど、彼の考えることや試すことにはすごく興味があったので留学中もネットを通じてよくウォッチしていた気がします(キモいな)。
そのあと、留学中に設立することにした室内合唱団vocalconsort initiumでうたってくれないか、Twitterのダイレクトメッセージで打診を立て、ご一緒してくれることに。このへんから話したり飲んだりするように。
emulsion外での関係
上記のvocalconsort initiumでの協働がきっかけになって、それからというもののいろいろなところでお世話になっております。特に完全帰国後、僕が携わっているもののうち、かなりの割合でトミーと関わっている / トミーに関わってもらっているものが占めるという現状です。
アンサンブル歌手としても、僕はemulsionでうたい、妻の谷郁はトミーが主宰する女声アンサンブル八重桜でうたっているので、夫婦ともども大変お世話になっている状態。笑
また、initiumでの僕の指揮、とくにその情報の入れ方をみて「習ってみたい」と言ってくれて、それから指揮のレッスンをしたり、今平日の朝にやっている「合唱指揮ゼミ」のスタートに関わってくれたり、新しい生徒さんを連れてきてくれたりして。それらのおかげでいま「合唱指揮をおしえる」ということについて考えを深め、さらにブラッシュアップしていく活動が軌道に乗りつつあるので、感謝しかありません。
そしてなんと言っても、発声、とくにアンサンブル歌唱における発声法を我が国で他に例がないくらい深く追究しているトミー。2018年春には、僕が帰国と同時に設立した室内合唱団vox aliusにおいて発声法セミナーを開いてもらうなど、彼の考え方(そしてその変遷、進歩)に注目してきました。例えばaliusに所属する合唱団員のうち少なくない方々がいまトミーのヴォイストレーニングに通っています。今年に入ってからは、大きなセミナーも開くようになるなど、少しづつ彼の存在が世の中に伝わってきていることを感じます。
合唱・アンサンブルをうたう人、そしてその活動の中ですこしでもよりよいものに近づきたいと思う人にとって、これからの数十年の間で最も重要な参照先のひとりになるのは確実だと思っています。
おっとただのマジレスモードになりつつあった。この辺にしておこう。
emulsionでのトミー
純正”調”の話や、各々の発声機構の微細な調整の話など、人によってはマニアックすぎると思ってしまうであろう事項を上手に噛み砕き、メンバーにインストールし、それをタームとしてリハのなかで見事に使いこなしていて、彼のディレクションで一緒にうたうことはいつも本当に新鮮で楽しいことです。
そしてそれが「表現したいこと」に具体的に近づく手段でいつもあること。発声の繊細な機微がわかるということは、つまりその違いを耳でも感じられるということで、そうであってはじめて音楽のディテールにこだわることができる、のかもしれない。言うまでもありませんがただの発声マニアとは完全に一線を画しています。彼をみているとハッとさせられます。
なかなか、そういうこだわり方をしている、というよりはそういうことにチャレンジできる音楽の現場というのはあまり多くないのかもしれません。僕にもそれができているだろうか。
むろんいろんなアプローチがあっていいし、その人にとって楽しいことが大切なんだと思います。そしてまさにこの意味において、僕やメンバーの皆はemulsionでのトミーのこだわり方、引き出し方を最高に楽しいと思っているのです(かってにメンバーを代弁しちゃった)。
これからも楽しみだ!
今年は食べ過ぎ飲みすぎきをつけましょう(お互い様)