初の「テレコーラス」公開

新型コロナウイルスによる社会情勢の大きな変化により、3月下旬以来、国内のほぼすべての合唱団が従来の対面での活動の停止を余儀なくされています。

僕の関わるそれぞれの合唱団も例外ではありません。

このさなかに、各合唱団とともに多様な新しい活動を模索してきました。

そのうち、僕と谷郁が主宰するセミプロ室内合唱団vocalconsort initium (ヴォーカルコンソート・イニツィウム) を中心としたグループで「テレコーラス」に取り組んできたものが完成し、一昨日にYouTubeにて公開しました。

ぜひご覧ください(ヘッドホン推奨)。

 

テレコーラスというのは、いわゆる多重録音の手法を用い、それぞれの歌手が自宅で録音した歌をミックスする手法です。ポップス、ジャズ、現代音楽を含め音楽業界では数十年来当然のように行われる手法ですが、現状に際して、合唱でもこういった取り組みをするグループが世界中に現れてきています。

僕にとっては、初のテレコーラス制作チャレンジとなりました。制作プロセスを通して、従来の音楽活動のなかで明示的に気づけなかった部分に改めて目を開かせられることも多く、非常に実りの多い経験となりました。

引き続き、夏にかけていくつかの新作をリリースしていく予定です。

その他、この期間中どのような活動をしてきたかは下記の2つのnote記事に詳しく紹介しています。よろしければ併せてお読み下さい。