J. S. Bach: Messe in h-Moll(横浜合唱協会 第70回定期演奏会)

非常に久しぶりのブログ更新となります。いつのまに10年代も終りを迎え…。

さて、帰国直後に客演指揮としてお世話になり、翌年以来常任指揮者としてご一緒している横浜合唱協会(Yokohama Choral Society)との演奏会が2月29日にせまっています。

プログラムはJ.S. Bachのh-Mollミサ(ロ短調ミサ曲)。

僕の某師匠は「h-Mollは生涯で5回は演りなさい、そしてそれを軸にキャリアを考えてみなさい」としきりに言っていました。

そして僕にとっては今回が指揮者として取り組む初めてのh-Moll。その機会を、バッハを一途に愛し続けてきた横浜合唱協会の皆さんと取り組めることは非常に光栄なことです。

また、 中山美紀さん、鈴木美登里さん、小川明子さん、谷口洋介さん、青山貴さんという恐れ多いほど錚々たるソリストの方々、そして横浜合唱協会としても初めての共演となる最先端のオルケストル・アヴァン=ギャルドの皆さまと一緒にこの機会を共有できるということのなんたる幸運なことか…。

合唱団は、昨年の5月末あたりからh-Mollに着手し合計で10ヶ月ほどたっぷりと練習して(それでも、一筋縄でいかないことがたくさん…)本番に臨みます。

この名曲中の名曲を、それも世界中の名手が数多の名演を残しているなかで、自分たちに一体どのようなことができるのか、悩みながら取り組んできました。そのひとつの結論は「正直な音楽」をするということ。素晴らしきソリスト・オケのそれぞれの方々がそうであるように、その一人ひとりが個人の演奏家として楽曲にテキストに向き合い、なにか偉大なものの恩恵にあずかるのではなく、素朴でも正直な歌をうたうということ。

そのために、いろいろな試行錯誤を繰り返しながらここまでやってきました。その痕跡は本番「みて」わかるものもあると思います。ぜひご来場の上お確かめください。

実は一般販売のチケットはすでに売り切れてしまっているのですが、もしコンタクトいただければ若干枚ご用意できるかもしれません。もしこのコンサートにピンと来た方がいらしたら、ご連絡をお待ちしています。

横浜合唱協会(YCS)とは今年はさらに前任の八尋和美先生とご一緒での記念演奏会、そして9月にはドイツ・ライプツィヒ(トーマス教会他)での演奏旅行も待っています。これからもあの手この手で前を向いて共に歩んでいくことを楽しみにしています。