ベルリン放送合唱団

ベルリン放送合唱団と、その首席指揮者Gijs Leenaars(ヘイス・レーナース)および前首席指揮者のSimon Halsey(サイモン・ハルゼー)とのマスタークラスでした。

合唱指揮のマスタークラスとしては世界的に最もレベルの高いものの一つで、事前のビデオ選考及びオーディションを経て選抜された合計8人の若い指揮者がこのコースに挑みました。

1週間にわたる濃厚なコースの最後に、ベルリン・St.Elisabeth教会で修了コンサートがあり、ブラームスのWarum ist das Licht gegeben dem Mühseligen Op. 74 <なぜ苦しむものに光が与えられるのか>を指揮させていただきました。

端的に、今の自分ができる最高の演奏ができたと思います(なかなか、自分からこう思えることはありません)。放送合唱団のメンバーの方々にも、こちらが驚いてしまうほどの文字通りの絶賛をいただきました。
このコースでは、技術や知識に磨きがかけられたということももちろんありますが、それよりはむしろ、音楽家として、何故自分は指揮台に立ち、皆様の前にいるのかという意味が、その感覚自体から大きく塗り替えられたような体験をしました。まことに忘れがたく、感動的な体験でした。

コンサートの様子はこちらでご覧いただけます(要Facebookアカウント)
https://www.facebook.com/Rundfunkchor/photos/?tab=album&album_id=10154388718705708